2026年5月13日
対話の力
最近、「対話」の大切さを改めて感じています。
対話をしていると、当然ながら意見が食い違うことがあります。
立場が違えば、見えている景色も違う。経験してきたことも違う。
だからこそ、「なぜそう考えるのか」が、自分とは異なることは、
自然なことなのだと思います。
以前の私は、対話とは“合意形成”のために行うものだと
思っていた気がします。
どうやって結論を一致させるか。どうすれば納得してもらえるか。
そんなことを重視していました。
けれど最近は、意見が違うこと自体に価値があるのではないか、
と感じています。
もちろん、ただぶつかればいいわけではありません。
大事なのは、相手をリスペクトすること。
「違う意見=間違い」ではなく、その人の背景や経験、
立場があるからこその考え方なのだと受け止めることです。
そしてもう一つ、同じくらい大切なのが、
“自分をサスペクトする”ことなのかもしれません。
自分の考えを、少し疑ってみる。
「本当にそうだろうか?」
「見えていない視点はないだろうか?」
そんな問いを、自分自身に向けてみる。
すると、不思議なことに、対話は“勝ち負け”ではなく、
“価値創造”に変わっていきます。
最初は平行線だったものが、対話を重ねる中で、
どちらでもない第三のアイデアに変わることがあります。
一人では辿り着けなかった視点に出会えることがあります。
組織でも、人間関係でも、対話が減ると、
“わかったつもり”が増えていきます。
でも本当は、違和感やモヤモヤの中にこそ、
新しい価値の芽があるのかもしれません。
だからこそ、ちゃんと悩み、ちゃんと対話する。
簡単に答えを出しすぎず、相手を尊重しながら、
自分自身も問い直してみることが大事ですね。

