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BPS代表 藤井 美保代

2023年7月24日

何のために何をどうやって?

東京に向かう新幹線車中です。
京都は快晴!今日こそはと、富士山見物を楽しみにするも、
富士市界隈は曇り・・。ということで今回も雲に隠れておりました。

さて、車中で、「両利きの組織をつくる」再読
「両利きの組織」とは、既存事業で効率的・安定的に収益を上げながら、
時代のニーズに合った新規事業を立ち上げる力のある組織のこと。
AGC(旧 旭硝子)が舞台ではあるものの、
創造的破壊(ディスラプション)が起きている時代背景を考えると、
どの組織にも通ずるものがあります。

特に5章の「組織開発の本質」は熟読。
組織は生き物であり、そこには生身の人間同士の
利害のぶつかりあいが生まれるリアルな組織力学がある。
組織を変革するために筆者が用いているという
「組織開発」というアプローチのステップが、具体的に展開されています。

筆者曰く、組織開発とは
組織を「変える」のではなく、組織が「変わる」を支援する取組み。
まずは、現場の困りごとを把握するも、
現場で語られている問題をどの階層レベルでとらえるかがカギ。
「存在目的レベルの問題か?」
「戦略レベルの問題なのか?」
「組織の基本要素間のアラインメントレベルか?」
「仕組み・手順レベルの問題なのか?」

最終章は「脱皮できない蛇は死ぬ」。
組織経営論の基本的枠組みは、「存在目的→戦略→組織」。
何のために何をどうやって?
経営者はこれらの問いに対する自分なりの答えを持つことだと!

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