2022年11月16日
螺旋階段のごとく
今日は藤沢久美さんの講演拝聴。
歴史文化と企業経営についてのお話でした。
そもそも文化とは何か?という定義から話されましたが、
言葉の意味は、人によって捉え方が違うので、定義を明確にするのは大事。
特に面白かったのは、
ご出身の奈良を題材に語られたくだり。
ものごとの成り立ちや進化は、螺旋階段をのぼるがごとく。
上から見ると何も変わっていないように思うが、1ステージアップしている。
平城京こそがダイバーシティ。
渡来人がたくさんいて、大安寺は外国人の宿舎のような場所だった。
天智天皇はビジョナリー経営。
持続可能な国家運営を目指し、権威と権力を分離し、
天皇は神へと。
奈良の大仏はクラウドファンディングの結晶。
人口の半分の人が、お金か労働で貢献した。
マイナンバーは奈良時代の戸籍制度。
一見、歴史は繰り返しているようにみえるが、
時代の変化や情勢を飲み込みながら、コトやモノはステージを変えるのですね。