2021年12月15日
AI革命が変える人材開発
マージー・ミーチャム氏著、中原孝子先生翻訳の
「AI革命が変える人材開発」の本を読み始めました。
本の冒頭に「この本を読んでいることを公言する」という
項目があったので、ここに宣言します。
「社会的な約束には人を軌道に乗せる力がある」。
はい、この分野の探究を深めたいと思っていますので、
まずは宣言した次第です!
興味のあるところから読み始める、という項目もあったので、
孝子先生の解説を読みましたが以下がとても印象的でした。
一部引用します。
■決して従来の「集合研修」がなくなることはありません。
集合研修にもテクノロジーの要素が導入され、VRやARを使っての
ラーニングファシリテーションをするという新しいファシリテーターの
役割になってくることは間違いないことだろう
■対面でやる必要がないインプットを主とした講義中心のコンテンツや、
知識習得目的のものにテクノロジーが導入されることによって、
むしろ「集合研修」の質や価値が高まるだろう
■ラーニングへのテクノロジー導入による重要な役割の一つは、
「ラーニングカルチャー(学習文化)」の構築とその組織へのインパクトを
測定していくこと
■急速に変化していく現代社会において「組織のラーニング」は、
イノベーションや変化への対応に必須の要素
■アジャイルな学びやナレッジの共有が起きているか?
組織が小さく、とてもLMSなどを大々的に導入できない、という場合には、
TeamsやSlackなどビジネスチャット機能を利用したラーニングコミュニティの形成などで、
大きなLMSに依存しなくても、ラーニング・エコシステム環境の構築が可能
昨日、ATD主催のコーヒーチャットでは、この本をテーマに対話が深まりました。
AIを導入することが目的ではなく「どんなことをやりたいのか?何を実現したいのか?」から
考え、そのためにAIをどう活用できるのか?を考えないと、
本末転倒であると改めて感じた次第です!