2021年10月1日
今こそ”不便益”
不便益を研究されている京都大学の川上浩司氏。
「これまでのように効率化、高機能化だけを追い求めた時、
人間は果たしてハッピーになれるのかというとそうでもない。
手間がかかり頭を使う”不便”なことを取り入れることで、
もっとわれわれの暮らしは豊かになる」とおっしゃいます。
例えば、電子辞書ではなく、あえて紙の辞書を使う。
目的の単語を探しているうちに、それ以外のいろんな単語が
目に入ったり、関連する単語やイディオムなどが一望でき、
新しい気づきや出会いが得られる、という効用もあると。
経営においても通ずるものがあります。
業務や組織には徹底的に効率化すべきところと
そうでない部分があります。
なんでもかんでも効率化すればよい、
ということでもないので、判断のベースに
この不便益、という考え方もあり、ですね!