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BPS代表 藤井 美保代

2021年9月13日

居心地の悪い場所に身をおく

先週のclubhouse@深層対話は「自分がぐっと成長できたことを実感したのは、
どんな時?」というお題でした。

・人からフィードバックをもらって改善→変容したとき
・新たなことにチャレンジした時
・人からのチャンスは時に高いハードルもあるが逃げずに乗り越えた時
・刺激ある人との出会いに触発された時
・目の前のことを懸命且つ地道にやり続け、ふと立ち止まった時に成長に気づく

などなど、興味深い意見がたくさん出ましたが、印象的だったのは、
「居心地の悪い場所に身を置いた時」。

ついつい年を重ねると、コンフォートゾーンに安住してしまいますが、
敢えて自分が恥をかく場に身を置く。それは「茶道の場」だと!
これまで半世紀、足を踏み入れたこともなかっただけに、
恥のかきっぱなし。使い走りとは言わないまでも、
若い時のような心もちで、冷や汗かきながらの時間。

「稽古とは一より習い十を知り 十よりかえる もとのその一(利休道歌)」。
初めて一を習う時と十から元の位置に戻って、再び一を習う時とでは、
習う人の心はまったく変わっているもの。 
初めての一は、枝葉のことやノウハウを覚えることで精いっぱい。
その後、十まで稽古を重ねて、一に戻ると1つの動作の本当の理屈や
本質が解る。これを繰り返すことである時、「そうだったのか!!」と
真意を理解できるときがくることを期待しつつ、この場で精進し続ける。
こんな深い言葉も紹介いただきました。

ある人にとっては「ゴルフの競技大会の場」。
友人とのゴルフは楽しいけれども、先日参加した競技の場では、
手袋の左右を逆にはめるほど緊張Max。
想像しただけで萎えてしまいそうですが、こういう居心地の悪い場を
経験することは、自分が謙虚になり成長するきっかけになりそうです!

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