2021年8月5日
金継ぎ
先日、「金継ぎ」について話を聴きました。
金継ぎとは、『割れたりヒビが入った陶磁器の破損部分を漆で接着し、
金などの金属粉で装飾して仕上げる修復技法です。
モノがあふれる今の時代、つい古いモノや壊れたモノは捨て、
どんどん買い替えています。
お気に入りの器が壊れたら多少ショックではありますが、捨てていました。
しかし、金継ぎで修復することで、新たな美しさや味わい深さを放つ器に、
さらに愛着を持てるなあ、と。
これって、生き方にも通ずるようです。
誰しも足りないところや欠けていることはありますが、
漆と金で修復するがごとく、埋めていく努力をすることで、
より、味のある自分になるように思います。
日常の中で、心が傷つくこともあるけれど、
それをなかったことにするのではなくて、ひびが入り、割れた心を
癒し修復する。自分を芸術作品に仕立てていくが如く生き方も
味わい深いですね!