2021年3月23日
空気を読みすぎない!
車中から見える桜が美しい!いつの間にかグングン咲いています。
ああ、今年も奈良の吉野へお花見に行きたいです。
山全体がピンクに染まり、それはそれは感動的です。
さて、山本七平の名著「空気の研究」より。
ここで言う空気とは、一定の状況下で生じている
精神的な空気・雰囲気。
空気は、絶対的権威としてあちこちに影響し、
甚大な力を行使する。
日本人は論理的思考や科学的データではなく
「空気」に重きを置き、意思決定をしているとの主張です。
「あの『空気』ではこうせざるを得なかった」、
「あの会議の『空気』では、とても反対意見は言い出せなかった」、
という表現から伝わるように、ある特定の状況下での「空気」のせいで、
望ましい言動ができなかったりすることは、確かに存在します。
いったん「空気」が発生してしまうと、
論理的・相対的に考えることが困難となり、
最終的に「空気」に沿った結論が
導かれてしまうことも多々あるという。
しかし、空気によって、望ましくない決定をしたとしても、
その責任は誰にも取れない、ということは
怖いことだなあ、と思います・・。
空気は読みすぎない!