2021年3月19日
知性を磨く
毎日春めいた天気が続いていますね!
新人研修を目前に控え、且つ期末月ということもあってか、
組織をあげて馬車馬系の日々。あと一息、二息。
そんな合間にも趣味の読書はやめられない。
今朝は田坂広志氏の「知性を磨く」を流し読み。
「知性」とは答えのない問いに対して、
その問いを問い続ける能力のこと。
「知能」とは答えのある問いに対して、
早く正しい答えを見出す能力のこと。
「知識」とは言葉で表せるものであり、
書物から学べるもの。
「智慧」とは、言葉で表せないものであり、
経験でしか掴めないもの。
人生とは、答えのない問いに
向き合うことの連続。
日々においても、答えのない問いだらけ。
「ま、いっか」と割り切ってしまうことは、魂の弱さ。
その問題を考え続けることの負担に耐えかね、
「割り切り」を行いたくなります。
しかし、それに流されてしまうと、
深く考えることができなくなり、
答えのない問いを問う力である
「知性」が衰えていくのだと。
そして、精神の弱さに流されない迅速な意思決定として、
「腹決め」、すなわち「これで行こう!」と腹を定め、
能動的に意思決定し、その人、その事との関係を絶たぬこと。
「愛情とは関係を絶たぬことである」。
真の愛情とは、物理的に遠く離れても、相手のことを
想い続ける力であり、相手に心を残すことに他ならない。
氏の本は、いつも心を揺さぶられます。