2020年12月11日

ラーニングエコシステム6つの領域

2014年にATDに参加して以来、都度都度耳にする
「ラーニングエコシステム」。
今回のATDジャパンサミットでもD Dillon 氏が
このテーマについて講演されていました。

まず、前提として「ラーニングはインフラの一部であり、イベントではない」。
ツールと知識を最適なタイミングで支援するような配管を整備しているのか?
「配管」という表現が面白いなあ、と思います。

エコシステム構築に向けては、社員各人の多様な背景や、、
日々のエクスペリエンスを理解した上で、ペルソナを設定し、
そして、このフレームワークに沿って構築していくことが大事。

テクノロジーは手段。スピードとスケールを高め、
適材適所の支援ができるように整備するためのツール。
一つにこだわるのではなく、複数の最適なツールの組み合わせが大事。
それらを活用し、ゴール、成果を明らかにしたうえで、
それを実現するために整備すべきことは何か?
適切なソリューションは何かを考え設計する。

エコシステムのフレームワークということで、
6つを紹介されていました。

(1)ナレッジをシェアする場づくり
経験者が情報提供できる場をつくること

(2)パフォーマンスサポート
どこに行けば必要な情報が手に入るのかを知り、
会社側は、知っておくべき情報の基地を整備しておくこと

(3)強化
継続的にマイクロラーニングや、アプリ、
クイズ、練習問題を通じて上記の1.2を強化すること。

(4)コーチング
マネージャーは常にコーチングをし、信頼できるフィードバックを出すことが
求められている。マネージャーが最高のコーチングができるよう支援する

(5)構造的なトレーニングの機会
オンラインコース、オンデマンド。各自が主体的に学べるように
支援すること

(6)必須トレーニング
オンボーディング、コンプライアンスなど、
必須スキルのトレーニングの場づくり

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