2019年7月11日
組織開発
今朝もびっくりするほど涼しい東京、
過ごしやすい1日になりそうですね。
南山大学 中村和彦教授のインタビュー記事読了。
テーマは組織開発です。
わかっているようでわからないことが
クリアになった感じ。備忘録として書き留めておきます。、
以下、日本の人事部『LEADERS』より、一部引用します。
・組織開発とは「職場や組織を効果的、そして健全に発達、成長させていくこと」
もう少しわかりやく言うと、「職場や組織の中の見えにくいものに気づき、良くしていく取組み」
見えにくいものとは、人との関係性や気持ち、モチベーションなど、人間的な側面
・組織の中では、成果や戦略、仕組み、ルールなどの「見えるもの」に関する
話し合いやマネジメントはよく行われているが、見えないものに関しては
あまり行われていないのではないか。
組織の中にはいろいろなマネジメント課題があるが、人間的な側面に関する
マネジメントを行うのが組織開発
・組織開発が手法化していることは問題の一つだ。
イベントとして実施すること、一度やればすぐに組織が良くなるというものではない。
イベントや手法ではなく、「当事者がどのようにして現状に気づき、
自分たちで良くしていくのか」という組織開発の本質を浸透させること
・組織開発は、現場の困りごとから始まる。
現場に出向いて何が困っているかをしっかりと訊きながら、
これからどうなっていきたいのかを一緒に考え、進めていくことが重要
・今後、多くの組織で対話の時間を取れなくなっていくことが大きな課題。
対話の時間が取れなければ、ますます個業化が進んでいき、
その結果、仕事の仕方のロスが増え、効果的な仕事ができなくなる。
一人で仕事を抱えてストレスを高める、という悪循環が
進んでいくことは忌々しき事態
・効率重視の経営の中でも、チーム力を向上していくためには、
短い時間でもいいので、自分たちの職場やチームのことについて、
話し合うことが不可欠