2019年3月28日
捨てる!
ここのところ、話題になることが多い「捨てる」ということ。
書類を捨てる、洋服を捨てる、古いやり方を捨てる。
捨てる対象は多岐に渡ります。
先日の管理職研修でも、
「これだけ変化が激しい中で、
今までのやり方、自分なりのやり方では、
通用しない、潔く捨てることも大切だ」という意見が
挙がっていましたが、私自身も「捨てることの必要性」を
最近とみに感じています!
これまでのやり方で大きな失敗をすれば、
決心はつきやすいのかもしれませんが、
なかなかそういう機会はありそうでないものです。
「少しづつ新しいものに変えて行く」、ということでは、
ついつい今までのやり方に戻ってしまいそうです。
しかし、意外と自分をその行動にいざなってくれるのは、
周りの人との”対話”だなあ、と思います。
先日の湯河原ダイアログでも、
自分の中に立ち上がってきたことが、いくつもありました。
もちろん、いざ手放すとなると執着があり、
なかなか簡単ではないのですが。
将棋の羽生氏の本の一説にもありました。
『豊富な経験と知識は、プラスに働くこともあるが、
新しい発想をする際には、
先入観なしに物事を見ることを阻んでしまう。
これを克服するためには、思いきって自分の経験や
知識を捨てて考えること。
“捨てる”には未練が残ることもあるが、
記憶も前例も意識的に、手放さなければ、
新しい発想を得ることはできない』。