2019年2月27日
女性にありがちな3つの行動
博多最終日の朝は曇り空。
朝活で今日のTO DOもばっちり終わり、
ブログを書いて8時に出発です!
さて、昨日の日経新聞に掲載されていた、
サリー・ヘルゲセン氏の講演録。
この方は、「コーチングの神様が教える”できる女”の法則」
の著者であり、パーソナルコーチです。
女性にありがちな3つの行動とその克服法、
男性と対比しながらの展開がとてもわかりやすいので、
以下一部引用します。
1つめは「専門性を過大評価する」という悪癖から。
キャリアを開発するうえで専門性やスキルは確かに重要だ。
しかし、それは一部であり、自分のキャリアをサポートしてくれる
人間関係を持っていることや、自身の仕事ぶりを一定程度、
「見える化」することが本来は欠かせない。
女性は新しい仕事や職位につくと「6カ月間はこの仕事を学ぶことに注力しよう」などと考え、
その後に、ようやく人間関係を築こうとする人が多い。
対照的に、男性で成功している人は「この仕事で成功するためには誰が必要か」と
仕事の初日からサポートを求める。それによって、より良いサポートを得られるうえ、
自分の仕事ぶりも周囲に見えるようになる。
「専門性は十分に報われる」と思うと別の人の昇進で意欲を失うことも。
だが、その人は人脈づくりや仕事の「見える化」が昇進理由かもしれない。
この悪癖は能力開発の機会を奪いキャリア形成を邪魔する点も注意が必要だ。
2つ目は「完璧主義の罠(わな)に陥る」という悪癖だ。
女性は育つ過程で周囲から完璧な行動を期待されがち。
組織も、女性が正確で精密な仕事ができると報酬を与え、
昇進させる傾向がある。だから女性は、それが昇進の秘訣だと受け取ってしまう。
一方、男性は、より大局的なものの見方や戦略的な考え方、
あるいはその人が持つ人脈などで昇進する。
必ずしも正確さや精密さを求められているわけではない。
女性はそれらで報いられてきた分、より高いキャリアに進もうとする際、問題が起きる。
というのも、完璧主義には多くのマイナス面があるからだ。
まず仕事を移譲できなくなり、相手の能力開発を妨げる。
本当に細かい部分まで気になってしまうと、リスクをとりたがらない傾向に陥り、
高いレベルで活躍できなくなる。組織で働く人のため、そして物事を前進させるためには
大局的な観点から大胆な考え方をとる必要がある。
さらに問題なのが、周囲にも自分自身にも、非常に多くのストレスを生んでしまうことだ。
誰も完璧主義のボスの下では働きたくない。
この悪癖は、高いキャリアになればなるほど問題を招く。
3つ目はコミュニケーションに関するもの。
「矮小(わいしょう)化する」「やり過ぎる」といった悪癖だ。
矮小化とは、例えば言葉が足りないということ。
「これは重要じゃないと思うんですけれど、でも」といった物言いもそうだ。
むしろ明確に自分のポイントを伝えた方がいい。
自分のコミュニケーションは自分で築こう。あなたがリーダーなのだから。
これらの悪癖を克服するには、まずは一つを選び、
小さく簡単に取り組める部分から始めてほしい。
そして「ヒントをくれないか」など周囲に助けてもらおう。
自分のリーダーシップ育成で非公式な仲間をつくり、
自分が変わろうとしていることを伝えよう。