2019年1月15日
普遍性と時代性
そもそも教養とは何か。
APU学長の出口治明氏曰く、それは「普遍的な知恵」。
歴史の風雪や、科学の洗礼をくぐり抜けてきた、
「時代や国を超えた知」こそが教養。
なぜそれが必要なのかというと、
クオリティの高いアイデアが、
次々と生まれやすくなるからだと。
業界に限らず、世の中をリードし、
何かを残せる人間は、「普遍的なもの」を
自分の中に持っている。
普遍のストックを自分の中に多く備えていれば、
それと時代性を掛け合わせることにより、
無数のアイデアが湧いてくる。
しかも、普遍に基づいたものは、人間の本質に
根ざしているだけに、持続性と爆発力のある
アイデアであることが多い。
普遍を持たず、つねに「時代性」という名の
今に振り回されているだけでは、
知の土壌を豊かにはしない。
豊かな教養を持つことは、頭の中に多くの
ブレーンを抱えているようなもの。
異分野のものをつなげやすくなるし、
人の交流という点でも幅を広げることができる。
教養のある人は話が面白いので、
人が集まってくる。
教養とは実践的でかつ、実用的なもので、
抽象度が高いほど、実は実用的でもあるなあ、と思います。
時代性だけに踊ることのないように、自身を戒めたいです。