2018年8月27日
北欧からの学び2
先般の旅行中、スウェーデンのストックホルムで
HRの企業CEOと人事MGの方の、
話を聞く機会をいただけました。
CEOやMGは男性だろう、という思い込みは
見事に覆され、とっても素敵な女性お二人でした。
自分の中にあるバイアスに気づく・・。
「そもそも、スウェーデンの人たちにとって、
働くとはどういうことなのか」
「労働生産性と幸福度を両立するには?」
「ジェンダーバイアスは存在しないのか?」
などなど2時間たっぷりと聞かせていただきました。
以下、印象に残ったお話です。
・大卒の初任給は約36万。一見、高収入と思うが、税金は40%! 物価も高いので、妥当な額
・教育費は大学まですべて無料なので、等しく教育の機会を享受できる
・専業主婦はほとんど存在しない。現実問題、共働きでないと食べていけない
・家庭と仕事の両立の狭間で、メンタルを病む人が増えてきているのは昨今の課題
・ジェンダーバイアスは、まず存在しない
・2週間の長期休暇を取ることや、若手にルーチンワークばかりさせてはいけない、など、
法律で決まっていることもあり、「働きやすさ」については国の施策により担保されている感が強い
・最近では長期休暇の過ごし方をどうするのか?ということが、議論になっている
・スウェーデンはコンセンサスで物事を決めてきた風土があるが、企業もまた然り。
対話を通じてイノベーションが起きる環境がある
・幸福度と労働生産性を両立する第一歩は、「とにかく休むこと」。休むことで、
クリエイティビティが発揮される(自然との対話・違ったコミュニティで触発される)。
一方において、働く時間の質を上げることだ。そのためには集中力を発揮し、
メリハリをつけることが大事だ
・アルベーツグレージェ(働く喜び)。仕事は生活のためだけではなく、
自身のアイデンティティそのものである
最後の「仕事は生活のためだけではなく、自身のアイデンティティそのものだ」
という言葉かたは、「働くことことが働きがいにつながっている」かのような、
印象すら受けたお話でした。