2018年8月21日
北欧からの学び
8月4日から15日間、北欧を旅しており、
しばらくブログをお休みしておりました。
旅の醍醐味は、異文化に触れることで価値観がガラリと変わったり、
人生の骨格となるような世界観に出会えることもある、ということ。
いつもと違う環境に身を置くことで、インスパイアされることも
多々あります。
北欧4か国を周遊する中で、印象的だったことはいくつもありますが、
どの国に行っても「自然と共生しながら暮らしている」感を受けました。
フィヨルドの村や、地方都市はもちろんのこと、
オスロやストックホルムのような各国の首都でも、
街の至るところに木々が茂り、花が咲き乱れ、
ベンチで思い思いに時間を過ごす人々がいます。
自然は人々の心を豊かにするのでしょうか、
または、豊かな人生を紡いでいるからでしょうか。
人々からギスギス感はまったく感じられません。
とにかく親切、お店で気に入ったものがなく、
何も買わなかったとしても、まったく気分を害した様子もなく、
気持ちよく送り出して下さいます。
ストックホルムでホテルまでの道順を訊いた時、
「ごめんなさい、わからない」とおっしゃった女性が、
5分後、地図を片手に追いかけてきて、
目的地までわざわざ先導くださいました。
また、過度のCS(顧客満足)を追求するのではなく、
日曜はショップやレストランがお休みのところも多いですし、
ホテルのフロントに24時間、人はいません。
行き過ぎた顧客主義ではなく、ある種の割り切りも感じられ、、
その仕組みやシステムを受け入れています。
「人を動かすと対価が発生する」ということも見事です。
例えば、トラムやバスの切符を券売機で買うのと、
車内で運転士さんから買うのとでは、300円位
価格が違います。
とてもフェアですし、理にかなっているなあ、と
思うこともたくさんありました。
ストックホルムでは、HRの会社の方に、
この国の働き方と働きがいについての
話を聞くこともできました。
また、追って綴ってまいります!