2018年7月4日

すばらしき日本人

ベルギーには敗れたものの、
日本代表のロッカールームでの振る舞いに、
世界から称賛の声が集まっている、という報道を見て、
胸が熱くなりました。

試合後、日本代表が使用したロッカールームの様子を
FIFAのジェネラルディレクターが写真とともに、
ツィッターに投稿しました。
ロッカールームはきれいに掃除され、
棚の上にはロシア語で
「スパシーバ(ありがとう)」のメッセージが
書かれた紙も残されていました。

「サポーターもスタジアムでゴミ拾いをしていた。
日本はすべてのチームにとって模範となる!」とのコメントに、
世界各国から「ありがとうのメッセージは桁違いだ」
「arigato」「真の勝者がいた」などの声が寄せられていると。

この話を読んで、先日聞いた、
ウズベキスタンのナボイ劇場のことを思い出しました。
終戦後、満州で捕虜となった日本兵は、
シベリアなどで強制労働を課せられました。

戦争で工事が中断していたナボイ劇場の完成を命じられた部隊は、
手抜き仕事と言われるものではなく、立派な建物にしようと考えました。
十分な食事も与えられず、お風呂もまともに入れない中、
ナボイ劇場は2年で完成しました。
その後、1966年、この地域は直下型の大地震に襲われ、
街はほぼ壊滅しましたが、ナボイ劇場だけは壊れることなく、
避難所として大きな役割を果たしました。
大地震に耐えたナボイ劇場の話は、
日本人の技術の高さや勤勉さ象徴する話として、
ウズベキスタンから中央アジアの各国に伝わりました。

素晴らしき、日本人!
どちらも誇りに思うお話です。

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