2018年6月28日
上善如水
今週はずっと名古屋でお仕事です。
同じホテルに連泊していると、
自分のペースが掴めて嬉しい限り。
先日は、セルフリーダーシップの研修でしたが、
自分の”ありかた”が、仕事はもとより、
人生の豊かさにも影響します。
老子が説いた、最上の善なるあり方は、「水のように」。
水は、大地に恵みを与え、作物を育て人々の喉を潤しと、
さまざまな利益を私たちに与えてくれる。
川を流れる水は、しなやかに方向を変えながら
岩を避けるようにして流れていく。
そして最後には、低い場所に落ち着くが、
こうした水のありようを人間にたとえてみると、
低きに流れる謙虚な姿と、通ずるものがあります。
また、水は己の形にとらわれることなく、器を選ばない。
時に静かに、時に激しく、清濁併せ飲むのが「水」。
しかし、現実には、「これはこういうものだ」とか、
「こうあるべき」だと物事を決めつけ、
少しでも上へ、高いところへ立ちたがる。
一方においては、周りに流され翻弄される。
そんな自分を顧みるのでした・・。
何ものにもとらわれず、縛られず。
水のようにしなやかに柔軟に生きていけたら、
いいなあ、と思います。