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代表 藤井 美保代 ブログ

日々徒然

適応課題に向き合う3つの問い

ユニポス社主催の「人的資本・心理的安全性・組織学習の新潮流カンファレンスで、
ハーバード・ケネディスクール教授、ロナルド・ハイフェツ氏の
「リーダーシップの真骨頂」講演拝聴!
言わずと知れたリーダーシップ論の第一人者であり、
身近なところでは、「最難関のリーダーシップ」著者。
40年近くも政府・グローバル企業と一緒に研究を重ね、
リーダーシップについて発信し続けている方です。
今回の講演では、リーダーシップを正確かつ明確に捉えるための
考え方やアイデアを伝えたいと、多くの方の体験から得た教訓を
お話下さいました。

最初の問題提起。
「リーダーシップ研究の分野では、それぞれが自分の感覚で
言葉を使っている。リーダーシップというと思い浮かべる言葉は
「影響力」「パワー」「導く」「実践」「マネジメント」など、人それぞれだが、
まず理解すべきは「リーダーシップとは実践するもの」だということ。
ある種の問題を解決するために、人が実践するものであり、
平和で穏やかな時代には、必要ないものでもある。
問題もなく、きめられたことを粛々と行っている時は不要だ。
まだ解決策がに見つかっていない問題の前では、リーダーシップは不可欠。
ストレス多い不透明な時代には、私たちは多くの権威に頼ろうとするが、
自分たちが抱える課題には自分が向き合わないといけない。
例えばパンデミックは、適応課題の代表的なものだ。
パンデミックという状況の中でどう生き延びるのか?
どう乗り越えていくのか?パンデミックは権威ある立場の人たちだけで
解決できる問題ではない。communityの集合知が大事だ。
適応課題への向き合い方を考える時、私たちは自然から学ぶことができる。
自然界の生き物は数百万年のなかで驚異的な変化を遂げてきた。
しかし、その変化は長い年月をかけ、非常に保守的なものでもある。
リーダーシップの実践をこのことに当てはめてみると、
多くの人は変化に喜びを感じるものの、急激だとストレスフルになる。
人々に求められる変化を文脈に即して示すことが大事だ。
そして理由をきちんと伝えることだ。
おっと、冗長になってきましたが、
講演前半で最も印象に残った話は以下のくだりです。
『企業の課題は複数セットになっていることが挙げられる。
リーダーシップの実践においては問題のどこが技術的課題で、
どこが適応的かを診断しなければならない。
適応課題はやっかいな課題とか、イノベーティブな課題と
呼ばれることもあるが、敢えて適応、という言葉を
使っているのは自然界から学べることが多いからだ。
適応課題に向き合うとき、立てるべき問いは3つ』。

①地域社会や企業で保持すべきものは何か?
②どのようなカルチャーやDNAを捨てるべきか?
③私たちの歴史の中でもっともすぐれたものを未来に伝えるため
のイノベーションは何か?
講演後半にも目からうろこのお話、多々あり。
続きはまた後日、備忘録として書き連ねたいです!