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働き方改革〜「オフィスも働き方改革(4)」(コラム2017/09/20)

“創造性を発揮するためのオフィス改革”

1.雑談できる環境をつくる
複数の研究では、同僚が互いに近くで仕事をしていることと、協力関係の増大の間に関連性があることが分かっています。ミシガン大学の研究者が、172人の研究専門の科学者を対象に調査を行ったところ、同じ建物を共有し、日常的に移動する動線――実験室やオフィス、一番近いトイレ、エレベーターといった場所へ移動する際の動線――が重なる場合は、より顕著に協力し合うことが分かりました。動線が重なる部分が100フィート増えるごとに、協力関係が20%上昇するというのです。

ミシガン大学の社会学者でこの研究の筆頭執筆者であるジェイソン・オーウェン=スミス氏は「より頻繁に同僚と会えば会うほど、最終的に会話を始める可能性が高まる」と述べ、「仮に相手が自分の知らないことを知っていれば、そのプロセスは情報交換に発展する」と話しています(ウオール・ストリート・ジャーナル2013年5月1日)。

つまり雑談がアイデアを創出する可能性を秘めているのです。グーグル本社のデザインは従業員同士の雑談を最大限に引き出すようになっています。同社では、従業員同士の雑談から「Gmail」や「ストリートビュー」といった新しいサービスが生まれました。

■アイルランド・ダブリンのオフィス(グーグル)
従業員がリラックスして仕事に打ち込めるスペースがたっぷりとある。

ロシア・モスクワの従業員は卓球やテーブル・サッカーを、木目調の快適な空間で楽しむことができる(グーグル)。

 

 

 

 

 

出典:https://www.businessinsider.jp/post-34932

■社員の声がどこでも聞こえるオフィス(btrax社〜アメリカ)
btrax社でも2013年の中旬に大々的にオフィスのリニューアルを行った。よりスタッフ同士のコラボレーションを生み出すのが目的。オフィス内のパーティションを取り払い、よりオープンでコミュニケーションの取りやすいオフィスへと改装した。そして壁にアイディアペイントという特殊なペンキを塗り、壁をホワイトボードとして利用可能にした。これまではプライバシー重視のレイアウトでとても静かな雰囲気のオフィスであったが、オープンスペースに変更された現在ではオフィスのどこにいても、社員の声が聞こえてくる。

(改装前)               →(改装後)

 

 

 

 

 

 

出典:http://blog.btrax.com/jp/2013/08/27/office-design-2/

2.リラックスできる環境をつくる

ストレスと創造性の関係は相反し、ストレス度が高くなると、「アイデアを考えても思い浮かばない」「新しいことをあまりやりたくなくなった」という人が増える、という結果が出ています(ストレスケア・コム)。



参照:https://www.stresscare.com/info/screativity_3.html

アイデアを求める時に、必死に考え続けることも必要ですが、むしろストレスを解放し、リラックスした状態をつくり出してみると、思わぬアイデアが突然浮かんでくる可能性があります。
フリスクの有名なCM〜Idea Place 編(2009年放映)は、「アイデアはどこで生まれるか」という研究データに基づいたものです。

参照:https://www.youtube.com/watch?v=kK8geObqyfg

トップ5はトイレ32%,風呂29%,ベッド22%,公園18%,バス17%です。アイデアは一人でリラックスしている時に生まれることに気づきます。
意外に会議室0%は驚くべき真実です。アイデアを創出する目的での会議はムダであり、働き方改革の方向性からも逆行します。少なくとも会議は「各人が考えてきたアイデアを擦り合わせる」時間にすべきです。
なぜならいくらそこで議論しても、新しいアイデアは生まれないからです。他方トイレや風呂、ベッドの空間を充実化することで、アイデアが生まれる環境を整えられるということです。これはプライベート環境だけでなく、オフィス環境においてもトイレやパウダールーム、リフレッシュスペースにも投資すべき根拠を示しています。

株式会社SYNTH(シンス)が2016年4月に発表した調査データ「ビジネスウーマンのオフィス環境に関する意識調査」によると、「快適なオフィス環境はモチベーションを向上させる」の同意率(「非常にそう思う」と「ややそう思う」の合計)は91.8%となりました。また、「快適なオフィス環境は作業効率を向上させる」の同意率は92.5%、「快適なオフィス環境は組織内の人間関係を良くする」 では82.2%となりました。快適なオフィスはモチベーションや作業効率だけでなく、組織内の風通しも良くすると感じられているようです。
それでは、女性がストレスを感じるオフィスとは、どのような環境のオフィスなのでしょうか。“こんな環境はストレスの素だ!”と感じるものを複数回答形式で聞いたところ、ワースト1位は「化粧室(お手洗)が狭い・汚い」(40.4%)、 2位は「空調の設定が極端(暑すぎる、寒すぎる、など)」(39.2%)、3位は「通勤しづらい(駅から遠いなど)」 (37.9%)となりました。化粧室と空調設定、立地の3点は、“女性にとっての快適なオフィス環境”を求めるうえで、 重要なポイントだと言えます。

女性にとって、トイレは用を足すだけの場所ではありません。昼休み後の身だしなみを整え、営業へ出る際の化粧直しにも使用します。場合によっては着替えが必要な時もあります。オフィスに更衣室がない場合は、トイレで着替えるしか方法がないのです。
女性は、トイレやキッチン、お風呂などの水周りの汚れに敏感です。汚いうえに狭いとなれば、トイレに行くたびにストレスとなってしまいます。 オフィススペースの問題もあるので、今すぐトイレを広くしてパウダールームを併設するわけにはいかないかもしれません。常に清潔を保ちやすく、レイアウトの工夫などで広さを感じられる、気持ち良く使えるトイレ空間が求められています。

〜オフィス改革事例〜
■女性ならではの細かな気遣いで、女子トイレは心休まる空間へ(アイキャンディ株式会社)
第一印象が大事!最初に目に入るトイレの入り口に棚を特注で新設。木の良い香りが、トイレに入る度ほんのり香る。女性ココロにトキメキをプラスし、おしゃれ雑貨をディスプレイし癒しの空間への雰囲気を盛り上げる。
帰りの導線上には、全身鏡を設置し、トイレ後の服の乱れなど女性はチェックできる。

 

 

 

 

 

鏡に映った自分の顔の周りに花や緑があることで、華やかな気分になり、顔色もよく見える。また女性は荷物が多く大きめのカバンを持つ人が多いので、荷物置きを新設。肩や腕にかけたまま手を洗うのはすごく洗いづらいため、手洗い場にも必須。

 

 

 

出典:http://eye-candy.co.jp/p-candy2/candy_magic/2605/

 

■ピンクを基調とした清潔なパウダールーム(伸栄商事株式会社)

 

 

 

 

 

出典:https://www.shigotoba.net/meet/office/details/5336.html

■ 「5 TSUBO CAFE」の提案(プラス株式会社)
・ カフェ設置スペースを作るための「オフィスダイエット™」を提案
「カフェ用のスペースなんて無い」「オフィスが狭くて無理」――「5 TSUBO CAFE」は、そうした企業のために、まず設置スペースを作るためのサポートである。
*オフィスダイエットとはオフィスフロア内の不要な書類や無駄なスペースを削減することを指す。

 

出典:http://www.plus.co.jp/news/150709.html

 

■食堂も兼ねたコミュニケーションスペース

 

 

 

 

 

出典:http://www.jsbc.or.jp/swo/files/swo_hb03-2.pdf

■リフレッシュルーム(株式会社サイバード)
「Park Cybird」というリフレッシュスペースがある。畳やこたつもあってゆっくりでき、週に2回ほどカレーやお弁当の販売なども行われ、休憩スペースとして活用されている。リフレッシュルームでリラックスしながらだと柔軟に発想できる。

 

 

出典:https://liginc.co.jp/186856

 

■Studio O+A(アメリカ)
リラックススペースは絶好の集いの場である。人が集まり、会話をすることで情報が集まる。さらには新しいアイデアが生まれてゆく。リフレッシュスペースただの休憩場所ではなく、アイデアを生み出す貴重なスペースとなっている。また、日本ではサボリと見られがちなお昼寝は、アメリカではPower-nap( nap=昼寝)として知られ、その効果が実証されている。15分程度の短いお昼寝をすることで、頭がリフレッシュし仕事の生産性を上げることができる。

出典:http://blog.btrax.com/jp/2013/08/27/office-design-2/