センスメイキング理論

「センスメイキング理論」を提唱しているのは、
アメリカの組織心理学者カール・ワイク氏。

「起きている現象に対して、能動的に意味を与える思考プロセス」であり、
組織に大きなベクトルの推進力を持たせるための思考プロセスです。

正解を見出すことが困難な時代。
センスメイキングでは進むべき方向の「意味づけ」を思考します。
ビジネスの進むべき方向性を示す場合には、
組織全体で多様な方向性の議論を尽くし「腹落ちする」ストーリーを導き出す。
そのための方向性集約プロセスが「センスメイキング」です。

コロナを機に、社会・経済・働き方の変化はさらに加速する中で、
何をするのかが正解ではなく、「自分は何をしたいのか」に目を向ける。

センスメイキングのベースには、以下5つが欠かせません。

  1. つねに変化に目を向ける
  2. 人との交流を増やす
  3. 多様な人材を取り入れる
  4. 意見を共有する
  5. 振り返りを習慣付ける

自分の作りたい未来や、
妄想への腹落ちを導いてくれる考え方ですね!

「女性目線」のソリューションがサービス革新を生む

女性活躍推進施策が定着してきた一方で、女性の特性を活かした施策になっているのだろうか?という課題も見えてきたのではないでしょうか?

今回は、事例をもとに「女性目線のソリューション」を生み出す考え方をご紹介いたします。

~目次~

業界の常識を変えるソリューション

「4つの安心」による差別化戦略

女性目線を活かした付加価値の提供

1.業界の常識を変えるソリューション

8社ものTV取材を受けた話題沸騰のコインランドリーがあります。

それは、神戸市にある株式会社クレシアが運営している「ほっと倶楽部」です。

この会社がすごいところは既存のコインランドリーのサービス概念を百八十度転換したことにあります。

一般的なコインランドリーとの違いを下記の比較表にしました。

一般的なコインランドリーでは男性も女性も取り込む全顧客ターゲットです。

一方、ほっと倶楽部は女性専用であり、女性目線でサービスを作り直しています。

2.「4つの安心」による差別化戦略

この手法は異業種においても大変参考になる事例であり、注目に値するのは「4つの安心」による差別化にあります。

①エコランドリーはもとより、②女性スタッフが常駐することで安心して洗濯できること、③洗濯しない生活を届ける「洗濯代行(集配・お預かり)サービス、④1回利用の度に洗浄・消毒を実施する清潔の徹底度、まで発案したことに驚嘆します。

商店からコンビニへ発展したように、一般的なコインランドリーやクリーニング店をトータルパッケージサービスとして提供することがほっと倶楽部の経営の真骨頂と言えます。

(図1)一般的なコインランドリーと「ほっと倶楽部」比較~(HPより編集加工)http://cl-hotclub.com/

3.女性目線を活かした付加価値の提供

商品においても、サービスにおいても企業が顧客に提供するのはソリューションです。平成26年7月「経済産業省経済産業政策局」によると、家計支出のうち妻の意思決定割合は、日本では74%という調査結果です(世界では64%)。

ソリューションにおいて、女性目線で考えることは不可欠の時代です。

「女性目線で見直し」→「コンセプトの構築」→「特徴の絞り込み(差別化)」→「トータルパッケージサービスとして付加価値の提供」――この一連の流れは女性をターゲットとした企業の商品・サービス革新を生む、応用すべきフロー概念です。

この事例には書かれていませんが、エコランドリーを成功に導いたのは、組織内での協働にあると推測されます。

女性活躍推進においては、「女性目線での現状の見直し」から「ソリューションパッケージ構築」までの全工程を任せるのではなく、組織内で強みを活かした役割分担がなされることがポイントです。

つまり、いきなりチャレンジさせるのではなく、強みを活かして育てる環境が必要です。

仕事力を強化・向上するプログラムを通じて、女性社員の感性を活かす能力開発を行ってはいかがでしょう。

分かち、与えること

愛知から千葉へ向かう新幹線です。
いよいよカムカムエヴリバディ、クライマックス!
車中で滂沱の涙。
しかし、このストーリーは最終回さながらでは!?

つい気になり検索すると、こんな情報が。
明日の最終回が楽しみです~。

『和菓子屋の『たちばな』のおはぎ、
登場人物のその後の人生、あの人とあの人が結婚するなど、
いろいろな結末を描き、情報量が多い内容になっています』。

さて、昨日の虚無蔵さんの名言にもしびれました。
「そなたが鍛錬し培い、身につけたものはそなたのもの。
一生の宝となるもの。されどその宝は、分かち、与えるほどに、
輝きが増すものと心得よ」。

宝は分かち、与えるほどに輝きが増すのですね!

オモロイことをやる!

今朝も始発で移動。
新入社員と思しき方々もちらほらと。

さて、今年のサントリーの広告、
伊集院静氏による新入社員へのメッセージは、
「真剣にオモロイことをやれ」。

一部引用します。

『ハチャメチャでもいい。
オモロイことには夢がある。
夢があるから苦しいことも辛いことにも
耐えられずはず。
オモロイことには光が当たる。
光の中には未来、明日がある』。

オモロイこと!
目の前のことに追われると、大事なことを
忘れてしまいそうになりますが、大事にしたい原点です。

「おもしろおかしく仕事をしよう」。
「楽しくなければ研修ではない」。
そんな言葉を数十年前にいただいたことを
思い出しました!

仕事の報酬

毎年、この時期になると読み返す、
田坂広志氏の「仕事の報酬とは何か」。
背筋が伸びる思いになりますが、
新入社員の方たちにもお勧めしたい1冊です!

仕事には『収入』や『地位』という
目に見える報酬のほかに、
『能力』『仕事』『成長』という
目に見えない3つの報酬がある。

一所懸命、仕事に向き合うことで、
ビジネスパーソンとしての「能力」が身につき、
自分自身の作品としての「良き仕事」を
残すこともできる。
さらに「人間的な成長」も遂げることができる。
これこそが最高の報酬だと。

自ら求めて得るべきは、「能力・仕事・成長」の報酬。
結果として与えられるのは、「給与・収入・役職」などの報酬。

仕事の師匠から学ぶ3つのものは、「呼吸・着眼・心得」。
師匠との出会いを妨げるのは、自分自身の驕った心。
あの人はこうだから、と欠点を責めるのではない。
他人の中にある「欠点」は、必ず自分の中にもある。

 

新年度スタート

4月1日、新たな期のスタートです。
今夏は会社設立20周年、節目の年でもあります。
この1年は、バランスを大事にしたいです。
ついついブルドーザーのようにガシガシ進みたくなりますが、
ちょっと待った!と、進むことと立ち止まることのバランス。
公私のバランス、心と体のバランス、集中と緩みのバランス、
人との関係のバランス。何かを過剰に取り入れるのではなく、
調和が美しく取れている状態。
バランスを整えることで、物事がうまく運んでいくのではないかと、
思ったり。
今期もどうぞよろしくお願い致します!

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