TDのケイパビリティモデル

早いものでもう金曜日。
金曜日になると、ちょっと一息気分です!

さて、昨日はATDネットワークジャパンの
タレントデベロップメント(TD)ケイパビリティモデル講座に参加。
これまでのコンピテンシー(現在の職務遂行に必要な知識・スキル)という考え方から、
知識・スキルを統合して将来のニーズに柔軟に対応していく能力(=ケイパビリティ)
という考え方に大きくシフトしています。
未来志向のモデルであり、組織へのインパクトを与えるための青写真でもあります。

様々な業界がそうであるように、TDの世界も大きく変わろうとしています。
人財育成への期待は急速に高まっていますし、
私たち人財開発に関わる者のキャリアプランを考えるタイミングでもあるなあ、と。
ケイパビリティの領域は、「個人能力の構築」「専門能力の開発」「組織能力への影響力」。
DX,データアナリティクス、情報活用、人財開発とビジネスの間のパートナーシップ。
コラボレーション。リーダーシップ。

ヒー!!途中からちょっとげんなり(笑)しましたが、
感じたことは、私たちにもますますプロ化が求められているということ。
グローバルで活躍されている先生がおっしゃっていましたが、
日本は残念ながら、圧倒的にプロ化が遅れている。
むむむ、確かに・・。
KKD(勘と経験と度胸!)だけでは、早晩通じなくなるなあ、と
危機感も高まりましたが、未来への展望を持つこともできました。

「自分の好きなことだけ、自分の強みを伸ばすだけでは、
100%完了できる仕事はない」。
まだまだ学びと研鑽の日々は続きます。

6項目を見える化

すっかり朝晩涼しくなりました。
昨日は終日リモートワークでしたが、何かをやっている最中に、
「あ、そういえばあれをやらないとな」「あ、これも!」と
あれこれ手を出したくなる性分が悩ましい!

朝から晩まで机の前に座った割には、達成感低し。
ということのないように、一旦タスクを始めたら、
他のことに手を出さないようにしたいものです。

やっぱりこれかなあ、と読み返す。

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「25,000ドルのアイディア」。

1900年のはじめ、米国最大の鉄鋼会社を訪問した
コンサルタントのアイビー・リー氏は社長チャールズ・シュワップ氏に、
「あなたの会社の生産性を50%以上改善できる方法があります」と、
次の提案を行った。

1.明日行う仕事を6項目書き、取り組む順に番号を振る
2.翌日は1番目から順に仕事にとりかかる
3.もし全部できなかったら忘れても大丈夫
翌日のためにまた6項目書いて仕事にとりかかる

シュワップ氏は早速それを実行し、
飛躍的に生産性を向上させることができ、
アイビー・リー氏は、25,000ドルの破格の報酬を手に入れた。
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シンプルだけと、やはり見える化は大事!

マインドワンダリング

昨夜は8時頃、ちょっと横になろうと思いきや爆睡!
おかげですっきり目覚めた朝です。

さて、ここのところストレスについて話題に上ることが増えました。
解消に自転車、ウォーキング、筋トレ、写経。
解消法も人それぞれです。

そもそも日々のストレスはいったいどのようにして
心をむしばんでいくのか。

以前に観たNHKスペシャルでは、
ストレスを感じると、ストレスホルモンが副腎から分泌され、
ストレス反応を体に引き起こします。

その中でも注目されているのがコルチゾール。
これが一定量をこえて分泌されると、
脳の機能を破壊することがわかってきました。
ストレスにさらされ続けると、脳のある部分に変化が
現われます。それは、海馬。
海馬は、記憶をつかさどり、感情にも関わる部分です。
その海馬を構成する神経細胞の突起がむしばまれ、減少します。

もちろん、ストレスを受けたとき身体が反応し、
ストレスホルモンが出るのは、自然の現象。
それは太古の時代、自然の中で生き残るためにも必要なことでした。
生命の危険を感じたときに心拍数が上がり、
緊急事態に速やかに反応できる。

しかし、現代は、人間関係や過多な仕事、睡眠不足など、
絶え間ないストレスにより、ストレスホルモンが出続けている
状態であり、これは危険。コルチゾールを分泌させ続け、
脳を破壊するのです。

そして、その状態を加速するのは、「マインドワンダリング」。
過去のストレスを感じた出来事や、ありもしない未来の不安に
想いを巡らせ続けてしまうことです。
このマインドワンダリングが、私たちの生活の
非常に多くを占めているといいます。
ハーバード大学の行動心理調査によると、なんと
47%に上るとのこと。
つまり私たちは生活している半分近くでストレスを
感じやすい状態になっているのですね。

こうならないためにも、ストレスがかかった時用のコーピング(気晴らし)を
リストアップしておくと、効果的だといいます。
ストレスを感じたときには本を読む、音楽を聴く、
などなるべく数多くコーピングすることが大切。
自らのストレスへの対策を徹底的に繰り返すこと、ですね。
”脱マインドワンダリング法”、リストアップしてみます!

両利きの組織

大雨の音で目覚めた朝です。
九州の台風被害が心配ですが、どうぞ大きな被害が
出ないようにと願うばかりです。

さて、週末は「両利きの組織をつくる」読了。
「両利きの組織」とは、既存事業で効率的・安定的に収益を上げながら、
時代のニーズに合った新規事業を立ち上げる力のある組織のこと。
大企業AGC(旧 旭硝子社)が舞台ではあるものの、
創造的破壊(ディスラプション)の時代背景を考えると、
どの組織にも通ずるものがあります。

特に5章の「組織開発の本質」はがっつり読みました!
組織は生き物であり、そこには生身の人間同士の
利害のぶつかりあいが生まれるリアルな組織力学がある。
組織を変革するために筆者が用いているという
「組織開発」というアプローチのステップが具体的に展開されています。

筆者曰く、組織開発とは
・組織を「変える」のではなく、組織が「変わる」を支援する取組みである
・組織の能力開発である
・能力発揮のルート・ファインディングである
・組織感情のマネジメントである
・経営に対する信頼醸成である

そのスタートは現場の困りごとを把握することから。
そして、現場で語られている問題をどの階層レベルでとらえるかがカギ。
「存在目的レベルの問題か?」
「戦略レベルの問題なのか?」
「組織の基本要素間のアラインメントレベルか?」
「仕組み・手順レベルの問題なのか?」

最終章は「脱皮できない蛇は死ぬ」。
今まさに、人も組織も正念場!ですね。

収集心

あっという間に金曜日。
今週もめまぐるしく過ぎた1週間でした。

ATDバーチャルカンファレンスの動画視聴は
いよいよ今週いっぱいで終わり。
ということで、マーカス・バッキンガムの基調講演を再度視聴。
マーカスといえばストレングスファインダー。
2年ほど前に行った2.0バージョンのアセスメントを読み返しました。
”最も効果を上げる人たちは、自分の強みと行動を理解している人たちだ”
という考えのもと、自身の特長的な上位5つの資質を教えてくれます。

「最上志向」と「ポジティブ」は旧バージョンと変わらず。
「社交性」と「コミュニケーション」も想定内。
そして今回、そうかそうだったのか!と
至極納得できたのは資質の3番目にあった
「収集心」でした。

あっちこっちに興味が移る自分の習性は、
好奇心旺盛だからなのか、飽き性だからなのか。
正直、困った性分だと思うこともありました。

しかし、いろんなことを知りたがるのは、
この「収集心」によるものだったのだなあ、と、
自分を認められた気がします。

『あなたは知りたがり屋です。
読書をすればするほど、あなたの知識は増えていきますが、
知識が増えるほど知るべきことが、ほかにもあることを認識します』。

ふむふむまさに。
知ることへの飽くなき好奇心は止められません。

『意識して語彙を増やしましょう。
新しい言葉を集めて、その意味を学びましょう』。

『「目標志向」や「規律性」の資質が高い人と
パートナーを組みましょう。
彼らはあなたの知的好奇心が脇道にそれたとき、
軌道修正をしてくれるでしょう』。

こういう人たちが周りにいて下さる、というのも
ありがたいことです!

パーパスが自分を見つける

ティール組織の著者フレデリック・ラルー氏が昨年9月に
来日されたときの講演動画。
自身の人生を振り返り「個人の存在目的=人生のパーパス」について、
優しい語り口で語っています。
しかし内省を促されることこの上なし。もう10回!は観ました。

ラルー氏はベルギーで最難関の大学を首席で卒業し、
コンサルティングファームに入り、少数精鋭のteamで刺激的な日々を送る一方で、
「この仕事に何の意味があるのか?」と考えることがあった。
大企業の支援をする中で、働く人たちの痛みに気づき、
ようやく自分のやりたいことが見えてきた。
「人々が本来の自分を出せる空間を作ろう」と、
10年いた会社を辞め、ようやく自分の存在目的が見えた!と独立したものの・・。

4年後、なぜか突然の悲しみに襲われてまったくエネルギーが湧いてこなくなった。
なぜこれほどまでに悲しいのか?なぜエネルギーが湧いてこないのか?
この悲しみは「喪失」。自分のやっていることが終わるであろうことへの悲しみ。

「人生をかけて自分は何をすべきか」とか、
「人生の目的は何か」と自分に問うのではなく、
「今、自分が何をすることが最も意味があるのか?」。
この問いを立てた時に、降りて来たことの一つがティール組織の執筆だそうです。
降りて来る自分へのギフトは自分の「傷」から生まれている。
これまでのいろんな経験や歴史がすべてつながって、
自分に最も貢献できることがカタチづくられるのだ。

一番印象的だった言葉は、
『存在目的についての誤解は、発見するものではなく、
わたしを通してわたしが生きたい人生に耳を傾けるということ』。

この言葉は、コペルニクス的転回!目から鱗!!
自分自身を人生に明け渡し、人生が示す方向のまま進んでいくことが
シンプルに生きることにつながるのだとは!

自分がパーパスを見つけるのではなく、パーパスが自分を見つける。
私を通して生きたいと思っている人生に対して、素直に耳を傾ける。
パーパスは神秘のようなものだから、自分で発見や決断はできない。
重要な決断も自分が意図して決めるのではなく、
「人生は私に何をしてほしいのか」にできるかぎり耳を澄ますこと。
頭で考えるのではなく、自分の体の感覚で決める。
「体」「直感」「心」が先で、頭はその次。

それは組織も同じではないか。
リーダーの役割は、耳を傾けることだと。

パーパスが自分を見つける!?
うむむむむむむむ。とまた頭で考えようとする
自分がいることに気づく朝・・。

挑戦と反省

昨夜NHKオンデマンドで観た、「若者が熱狂”瀧本さんの宿題”」。
去年亡くなった投資家、瀧本哲史さんの講義を受けた若者たちが、
今、どんな戦いをしているのかにスポットをあてた番組でした。

「混迷の時代でも決してあきらめず、自分自身が希望になる生き方をせよ。
価値ある成功は100回のうち3回くらいの勝率。
その3回のために何度も何度も失敗し、それでもまた挑戦ができるか…
失敗は織り込み済みであるから、悲観することなく挑戦をし続けていいんだ。
小さい挑戦をたくさんし、どんどん失敗し、その中から生まれた
成功の種を大きく育てていけばいい」。

若者だけではなく、私のような中年にも勇気を与えられる言葉です!
ふと、田坂氏の言葉がよみがえりました。

「経験を積めば、智恵を身につけることができる」。
多くの人がそう思い込んでいますが、
ただ経験を積んだだけでは、智恵を身につけることはできません。
日々の仕事を通じて行う「経験」を、
単にそうした出来事もあった、という次元にとどめることなく、
あのとき、大切な智恵を掴むことができたという
「体験」へと高めることが大事です。

そのためには、「反省」をすること。
その「経験」を振り返り、深く「反省」することによって、
言葉にならない「智恵」を掴むこと。
また、「反省」とは、後悔・懺悔といった、
抽象的・情緒的な営みではなく、
具体的・理性的な方法を伴った「高度な技法」です。

例えば、自分の失敗で深刻なトラブルが起こったとき、
「ああ、しまった! 二度とこうした失敗はしたくない!」と考えるのは、
「反省」ではなく、単なる「後悔」。
また、「今回のトラブルは、すべて私に責任があります。
私の未熟さが原因です」と語るのは、「反省」ではなく、単なる「懺悔」。
反省とは、原因を考え、具体的に「何を改善するのか」に対する
具体的なアウトプットをすること。
それなくしては、人は成長しない。

挑戦と反省!

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